事業概要

OUTLINE

九州教員研修支援ネットワークとは

九州教員研修支援ネットワークの設置の趣旨

九州教員研修支援ネットワークは、九州・沖縄地区で教員研修に関する情報の提供・共有を図りながら、研修プログラムの共同開発等の取組を行い、教員研修の機能の強化・充実に向けて恒常的に取り組む体制を整備するために、平成31年3月に発足しました。
教員研修は、県内の教育委員会と大学とが連携して行うことが多いのですが、ネットワークでは県域を越えて教育資源の交流を図り、教員研修を効果的・効率的に実施することにより、地域の教育課題の解決とともに九州全体の教育力の向上に貢献できるように取り組んでいます。

社会的ニーズ
大学と教育委員会とが連携した効果的・効率的な研修の実施
教員の働き方改革と新しい教育課題への対応
society 5.0に向けたリーディングプロジェクト

背景と主な活動

学校現場では、ベテラン教員の大量退職と新規採用者の増加に伴い、指導技術の継承が図りづらい状況にある中で、働き方改革による研修時間の確保が課題となっています。また、プログラミング教育、小学校英語や道徳、主体的・対話的で深い学び等、教員には新しい教育課題に対応できる多様な資質が求められており、限られた時間の中で充実した研修を行う工夫が問われています。
さらに、新型コロナウイルス感染症への対応が求められる中、対面による学習や研修が困難となり、インターネット等を通した遠隔システムや動画コンテンツによる授業や研修が、取り入れられるようになりました。
ネットワークでは、九州各県等の指導主事や大学教員が県域を越えて協議を行いながら、研修上の課題について調査研究や情報共有、優れた研修事例の提供・交流を図るとともに、場所や時間を気にせずインターネット等を通して学べる研修プログラムの開発等に取り組んでいます。

方向性

我が国が将来に向けて更に発展し、繁栄を維持していくためには様々な分野で活躍できる人材の育成が必要です。今後新しい知識や技術の活用により社会の進歩や変化のスビードがますます速まり、society5.0時代が到来しようとする中、教育の直接の担い手である教員の資質能力の向上が重要と考えます。ネットワークでは、教員の養成と採用・研修を担う九州地区の大学や教育委員会とともに、産業界や地域とも一体となって教員の資質を高めていくことができればと考えます。

九州教員研修支援ネットワークのロゴマーク

ロゴマークを定めることにより、九州教員研修支援ネットワークのシンボルとしてアイデンティティを確立するとともに、情報の発信に努め、イメージの浸透を図ることを目的としています。
コンセプトは、教員研修支援に関連する「教育」、「研究」、「社会貢献」について、九州・沖縄で「連携・協働」を行う姿を表現しています。